マウントゴックス事件・一部無罪「結局、何だったのか?」初心者解説!

マウントゴックス(MTGOX)事件の振り返り

マウントゴックス事件は、2014年3月7日から10日までの3日間で、東京にあったマウントゴックス取引所でビットコインが大量に消失した事件です。

マウントゴックスが消失したのは顧客から預かっていた75万ビットコインと会社が保有していた10万ビットコインの合わせて85万ビットコインで、仮想通貨という実態のないデジタル通貨であるが故に、その管理の安全性やセキュリティ面について問題視された事件です。

まだ、ビットコインの存在自体をよく知らない人も多い時期で、この事件をきっかけビットコインの存在を知った人も多くいます。ビットコインをしらない人からしたら、85万BTCと言われてもピンと来ませんが当時のレートに換算すると約114億円にもなります。

当時、マウントゴックスは2009年にトレーディングカードの交換者として設立されましたが2010年に、ビットコイン事業に転換して東京都に拠点を構えて交換業務を行っていました。

国内最大級の交換所と呼ばれ、かなり多くの人が利用しており、2013年の価格暴騰の時には世界中で取引されているBTC量の約70%をマウントゴックスが占めるほどになっていました。

当時のマウントゴックスの社長だったマルク・カルプレス氏は、ビットコインの大量消失に伴い謝罪会見を行い消失理由をサイバー攻撃にあったためと語っていました。

マウントゴックスCEO マルク・カルプレス氏の謝罪会見

マウントゴックスCEOは無罪を主張

その後、カルプレス氏は警視庁に通信履歴を提出するなどして、ハッカーによる不正アクセスの可能性もあるとしていました。

実際に、マウントゴックスに対してサイバー攻撃が仕掛けられた事実もあり、ビットコインの消失と言う被害はあったものの85万ビットコインという巨額のハッキングではなく、そのうちの僅か1%に過ぎなかったことが判明します。

調査の結果、不正にアクセスがあったのは、そのほとんどが社内システムからであり消失したと言われたうちの99%がマウントゴックス内部の人間である可能性が浮上し、さらに調査を進めた結果、マウントゴックスの銀行口座に異常に残高が多い不明瞭な口座残高があることが判明します。

この事実により、カルプレス氏が直接関与したことが疑われることになります。この時、カルプレス氏本人は関与を否定していましたが、結局、自身で口座データを改ざんし不正に100万ドルを水増しした容疑で逮捕されてしまいます。

この時、カルプレス氏は疑惑を否定していましたが、マウントゴックス社の関係者はデータそのものを操作することができたのは社長自身だけであると証言されたため一気に疑惑が深まりまる結果となりました。

その後、結局、カルプレス氏がCEO権限を使いデータ改ざんをしていた証拠が見つかり逮捕されることになるのですが、逮捕容疑に関しては「業務上横領」という顧客から預かっていた3億2100万円ものビットコインを着服したという疑いと、顧客から預かり会社が管理していたお金を無断で外部に送金したという疑いでした。

カルプレス氏は、3億2100万円の内、3億1500万円でソフト関連会社の権利を買い取る資金として使ったことが分かりますが、彼はこのお金はソフト会社を設立してソフト開発をする予定だったと無罪を主張していました。

巨額ビットコイン消失事件で初公判、カルプレス被告は無罪主張

bitbank

業務上横領に関しては無罪が決まる判決

カルプレス氏は、逮捕容疑がかかった時に「自分は無実で横領などしていない。やっていたら今頃、海外に逃亡している」と語っていて世間もカルプレス氏の犯行ではないかと思っていた人が多かったのも事実です。

そして、マウントゴックス社は破綻して、この事件からビットコインが注目され始めて世間を賑わす大ニュースになり一気にビットコインのイメージダウンしました。

この事件から5年の月日が流れ、2019年3月15日にカルプレス氏に対して判決が言い渡されました。判決内容は、電磁的記録不正作出・供用罪(不正にデータを改ざんする罪)については、認められましたが、業務上横領については無罪となりました。

ビットコイン交換所CEOに一部無罪 猶予付き判決 東京地裁

考察とまとめ

私、自身もカルプレス氏が逮捕された時は、社長自身が自作自演で横領したのかって感じで見ていた部分もありましたが、当時の仮想通貨やビットコインそのものの法律がないこともあり、とりあえず社長を捕まえないといけない雰囲気が先走って当局が暴走した感もありますよね。

今回の判決では、横領に関しては無罪になったのも「顧客からの預かりお金は同社に帰属する」投資業務として認定されたことがあると思います。

では、最終的に誰が犯人だったのか・・・

仮説①「判決の通りカルプレス氏が無罪だった」ケース

ロイター通信などの記事を見ると、アメリカ当局はアレクサンダービニックという人物がマウントゴックス事件にも関連していたとみており、マウントゴックスから入手した資金をBTC-eや様々な取引所を通じてマネーロンダリングしていた容疑が賭けられていました。

まだ不明な点が多いですが、当時、仮想通貨の取引所のセキュリティも激甘状態だったので、その可能性はありますが海外ということもあり日本の捜査当局では追いかけられない状態です。

仮説②「判決とは異なりカルプレス氏が犯人だった」ケース

これは、あまり想定したくない仮説ではありますが、もし、カルプレス氏が犯人だったとしたら、日本では一事不審理(いちじふしんり)というルールがあり、一度「無罪」となった事件は永久に無罪、証拠が見つかろうが有罪に変わることはありません。

今回の件では言えば、判決が出たのが東京地裁なので、まだ最高裁判所に持ち込まれる可能性もゼロではありませんが、もし、仮に最高裁でも横領事件に関して無罪なら、カルプレス氏を今回の横領事件で有罪にすることは出来ません。

現状、電磁的記録不正作出の罪で執行猶予が出ているのでしばらくはこのままではないでしょうか。

もし、カルプレス氏が犯人だったら・・・今から海外にいくんでしょうね。もし、そうだとしたら、それは、それでスゴイですけど・・・

今回、一連の事件において犯人が捕まることは恐らくないと私は思いますが、結果的に、こういう事件が起きたときに、司法や行政が取るべき大きな教訓になったのではないでしょうか。

ただ、今日の仮想通貨取引所におけるハッキング被害が発生したときの対応や、犯人を捕まえることが出来ていないとなると、まだまだ教訓を活かせるようになるのは先の話なのかもしれません。

今後、これらの教訓を活かして取引所の健全な運営と新規層の参入が見込まれ仮想通貨業界が活性化するのを期待したいと思います。

また、事件に進展がありましたら追記していこうと思います。

記事を読んでいただきありがとうございました。

TREZOR

GMOコイン

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪在中の個人投資家・企画マーケッター。これまで株式投資・FX等の経験を経て、2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年の仮想通貨バブルで一定の資産形成に成功しました。 現在は、初心者向けのスタートアップの解説サイト「仮想通貨INVEST2.0」を運営しながら、企画マーケティングのビジネスを展開しています。主に企画コンサルティング・商品開発サポート・販促マーケティングをしています。仮想通貨に限らず様々な情報をお届けします。