JPモルガン「金の延べ棒」をトークン化する「デジタルゴールド」について解説。

JPモルガンチェース銀行とは、アメリカの銀行持株会社であり、バンク・オブ・アメリカ、シティグループと並ぶアメリカの巨大銀行持株会社の一つです。

その、世界有数の銀行が、イーサリアム上に構築したブロックチェーンネットワークで、金の延べ棒を「トークン化」するとCCNが伝えました。

米大手銀行JPモルガン・チェースのブロックチェーン「クオーラム」で「金の延べ棒」をトークン化

https://jp.cointelegraph.com/news/jp-morgan-chase-tokenize-golden-bars

そもそも、何故「金」には価値があるのか?

金の価値が認められる一つの理由は、他の物質には代替できない色々な用途の存在があります。「装飾品」「工業用品」「医療用品」「金箔」「金歯」など、「金」には様々な用途があります。

私たちの生活は金なしには成り立たないといっても過言ではないと思いますし、それこそ、金よりも安価で、完全に代用できる物質が発見されない限りは、金は価値を持ち続けると言っても過言ではありません。

また、金に価値が認められるもう一つの理由としては、金が有限な資源であることが挙げられます。アメリカの地質調査所によると、金は毎年3,000トン以上が発掘されていて、計算上2035年には地球上の全ての金が発掘されるという説もあります。そして、その金の希少性こそが「金」を有限の資源として価値をさらに上昇させることになるわけです。

JPモルガンは何をしようとしているのか…

このニュースは、そんな、価値のある「金」の所有権を、イーサリアムのブロックチェーンプロジェクトで、金融資産をトークン化し、効率的に分散元帳に移動できるようにするプロジェクトです。

このプロジェクトでは「金」と「ブロックチェーン」を紐付けて金現物の所有権情報を「トークン」で管理するということです。そうすることで、金を保有している企業が管理情報を「分散型台帳」に記録していけば、信頼性や透明性も向上し、所有権の迅速な移転を低コストで実現できるようになります。

プロジェクトの重要なポイントはどこにあるか・・・

「金」と「ブロックチェーン(トークン)」を紐づけるためには、実際に金の現物を調達して、保管する機能が不可欠なんです。

世界の仮想通貨を見渡すと、金に裏打ちされたコンセプトを持つ仮想通貨はあります。しかし、現実的に保管や運用方法について具体的な策まで実行できているところはありません。

何故、それが出来ないとかと言うと、金の現物取引において実績のないITベースの企業が、
いきなり取引市場に参戦して信頼性の高い貴金属専門の保管所と契約することが困難であるからなんです。

そう言う意味では、このプロジェクトのポイントは、「トークンが実際に金の現物と紐付いて、交換可能なプラットフォームになるかが価値を決める」と思います。金に紐づくトークンを運用するためのポイントは3つあります。

第1は、金を自社で保有して現物をちゃんと管理すること。
第2は、信頼のおける貴金属専門の保管所と提携すること。
第3は、金を売買し調達できる金取引企業と提携すること。

これらの課題をクリアして、トークンと実物の「金」を紐付けることで「デジタルゴールド」として成立します。私は、これまで「金」と「ブロックチェーン」が完全に紐付けされなかったのは、これら3つの課題クリアが、国ごとの利害関係などで困難だからだと考えています。

今後「金」を利用した詐欺が出てくる可能性も!?

一番あってはならないのは「金」と言う世界中で誰もが価値を信じているものを使った詐欺が起こらないように完璧なプロジェクトにする必要があります。時代がどれだけ進化しても「金にまつわる詐欺」は詐欺の定番だからです。

私も、本で得た知識ですが、その昔、1985年頃に起きた豊田商事事件っていう金の詐欺によって2000億円近くの被害詐欺が発生したと言われています。

金を販売して契約を結ぶわけですが、現物は客に渡さずに会社が預かり「純金ファミリー契約証券」という証書を代金と引き換えに渡す手口です。

客は現物を購入するのか確認できず、実態は証券という名目の紙切れしか手元に残らないということです。通称「現物まがい商法」(ペーパー商法)と言われるもので、当時、豊田商事の営業拠点には金の延べ棒(ニセモノ)を豪勢に飾り積むことで信用させるやり方でした。

ブロックチェーンとしっかり紐付けされていれば、このような安直な詐欺は不可能ですが、常に、世の中、詐欺のターゲットして選ばれるのは高齢者でリテラシーの低い人たちになるんですよね。

JPモルガン・チェースのブランドを利用して、詐欺師は何の価値のないトークンを適当にイーサリアムで作って、豊田商事と同じ手口で証書(紙切れ)トークン(無価値のトークン)に変えただけの詐欺を行う詐欺は出てくる可能性は十分にあります。

総資産は2.534兆ドル、時価総額において世界でもっとも価値のある銀行と認知されている世界有数の「JPモルガン・チェース銀行」が詐欺めいたことをする事はないと思いますが、これらのプロジェクトが進んでいく事で、豊田商事と同等の詐欺を行う悪党は出てきます。

だからこそ、イーサリアムのトークンに関しては「必ず、誰が発行しているトークン」なのかを調べるクセを持つようにしてください。

まとめ

JPモルガン・チェースのブロックチェーンイニシアチブの責任者であるUmar Farooq(ユマール ファラク)氏は次のように述べています。

我々は、アプリケーションからプロトコルまで、スタック全体を所有する唯一の金融プレイヤーです。

We are the only financial player that owns the entire stack, from the application to the protocol


これだけ自信たっぷりな発言をされると、世界的な金融機関が最新技術のロックチェーンを開発・活用していくことは、仮想通貨業界の発展にも大きく貢献するため是非とも期待したいですね。

また、JPモルガン・チェースは仮想通貨の機関投資家に向けた保管サービスの提供を検討している主要銀行の一つでもあるので、今後も仮想通貨関連のニュースで注目していきながら、また、記事で紹介したいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪在中の個人投資家・企画マーケッター。これまで株式投資・FX等の経験を経て、2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年の仮想通貨バブルで一定の資産形成に成功しました。 現在は、初心者向けのスタートアップの解説サイト「仮想通貨INVEST2.0」を運営しながら、企画マーケティングのビジネスを展開しています。主に企画コンサルティング・商品開発サポート・販促マーケティングをしています。仮想通貨に限らず様々な情報をお届けします。