9月仮想通貨NEWSダイジェスト:Vol1

201899日から15日までの仮想通貨関連のニュースをダイジェスト解説していきます。ビットコインの相場としては、9月5日の大暴落を引きずるように、価格が落ちて行き、その後、もみ合いが続いていると言った状況でした。今週起きた出来事をダイジェストで紹介していきます。

99日~15日 ビットコイン(BTC)価格チャート

テロリストにとって仮想通貨は「使い勝手が悪い」
米議会「資金調達で大きな成功収めず」―2018.09.09

米議会のテロおよび不正融資に関する小委員会が、仮想通貨によるテロ資金調達の様々な手法ついて議論したようだ。下院金融サービス委員会の7日の公式プレスリリースで判明した。

https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-is-a-poor-form-of-money-for-terrorists-congressional-hearing-concludes 

引用:コインテレグラフ

テロリストにとって、資金調達は活動の根幹を担う重要なツールではあるわけなんですが、仮想通貨で資金調達で成果を上げれていなくて、資金調達には不向きだってという記事ですね。

基本的にテロリストの資金源は、原油の密輸販売・略奪と盗掘・人質の身代金・労働の資金・寄付が占めているわけです。仮想通貨で資金調達をするとなると効率悪いのは当然だと思いますね。

特にキャッシュ現金は、こういう人たちにとっては、とても都合が良い上に足が付かない今後、仮想通貨でハッキングや詐欺などがされる可能性を考えたら、特に匿名性の高い通貨だけは、政府が管理するなど、慎重な規制を掛けて取り扱うべきだと思いますね。

米メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャース、ETHベースの選手キャラクター・トークンを配布―2018.09.09

米メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースが、97日、球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」で、今月末に仮想通貨を基盤とした選手キャラクター・トークンをおまけとしてプレゼントすることを発表した。

https://jp.cointelegraph.com/news/los-angeles-dodgers-baseball-team-to-hold-giveaway-of-player-crypto-tokens-via-eth

引用:コインテレグラフ

スポーツビジネスに初めてトークンを使ってのサービス展開の記事。このドジャースってチームは昔から、新しいことに挑戦して様々なスポーツビジネスのモデルケースを作っているところなんですよね。

過去には、1947年に、スカウトのジョージ・シスラー(あのイチロー選手がヒット記録を抜くまでの記録保持者)が推薦したジャッキー・ロビンソンという黒人選手とメジャー契約を結び、その後に続く黒人選手の道を開いたりしたんですよ。

ロビンソンはこの年に制定された新人王を受賞し、彼の活躍によって他球団も次々と黒人選手を採用して、MLBの人種差別はなくなったそうです。

こういう、新しいことを実行してスタンダードな形を作るっていうのは、如何なる分野においても尊敬できると思いますね。

米仮想通貨取引所コインベース
7ヶ月で従業員を倍増、500人体制に―2018.09.10

米仮想通貨取引所大手のコインベースは、わずか7ヶ月で従業員を倍増させ、500人の体制を構築した。米ビジネスインサイダーが7日に報じた。

https://jp.cointelegraph.com/news/coinbase-doubled-staff-to-500-in-this-september

引用コインテレグラフ

仮想通貨の取引所って、とんでもなく儲かる諸売なんだと、つくづく思いますね。コインチェックで営業利益537億円が見込まれ、世界最大の取引所バイナンスでは、2018年の利益が、最大1100億円の見込みと報じられてましたからね。

コインベースに関して言えば、2012年ごろに、まだビットコインが無名な時期に、仮想通貨の将来性に目を付けた民泊サービスサイト運営会社Airbnbの元エンジニアと、ゴールドマンサックスの元トレーダーによって設立されました。

そして、資本金1.17億ドル(130億円)、ユーザー数は1300万人以上を誇る取引所を築きあげ、「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業に付けられるユニコーン企業として仮想通貨業界初として有名になりました。

ちなみに、日本のユニコーン企業としては、2018619日にフリマアプリのメルカリが、東証マザーズ市場に上場した件と、同710日には電気刺激で筋肉を鍛える「シックスパッド」で知られる健康・美容器具メーカーのMTGが該当します。

米国と中国は比較的にユニコーン企業が多く誕生します。この辺りに経済大国1位2位、そして3位の差を感じますね。

8月のICO調達額 16ヵ月で最低
仮想通貨イーサリアム価格低迷の要因か―2018.09.11

8月のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)による資金調達額が、2017年の5月以降で最も低かったことが明らかになった。11日付けのブルームバーグがアウトノーモス・リサーチのデータを引用する形で報じた。

https://jp.cointelegraph.com/news/funding-for-icos-drops-to-the-lowest-in-16-months

引用:コインテレグラフ

イーサリアムが今年に入ってから、80%下落している理由として、ICOの主催者が相次いでトークンを売却して現金化している見方をしていることが要因だと言われています。

しかし、私の見方は少し違って、今になってイーサリアムを現金化するっていうことは不自然だと感がています。何かしらのICOに参加する際にイーサリアムが必要だと言われて送金した場合、ICOを行った側の主催者サイドはスグに自国の法定通貨に換金しているのではないかと考えます。

これは、行われたICOがちゃんと活動しているプロジェクトであろうが、詐欺的なプロジェクトであろうがそうではないかと思っています。

今のイーサリアムの低迷は、ICOで資金調達をするのが難しくなり、イーサリアムの流動性が大きく損なわれたことが大きいと思います。しかし、イーサリアムのスマートコントラクトは、価格が落ちようとも仮想通貨の中では群を抜いて秀でているプラットフォームであることも事実です。

自動車販売スタートアップ 車両履歴データを使用した
ブロックチェーンマーケットプレイスをローンチ―2018.09.11

英国・ロンドンに拠点を置く自動車会社が、ブロックチェーン技術による自動車販売ポータルを開発した。

https://jp.cointelegraph.com/news/car-retail-startup-to-launch-blockchain-marketplace-with-live-vehicle-history-data

引用:コインテレグラフ

「自動車」×「ブロックチェーン」は様々な実験と研究がされていて、分かりやすいのが、有料道路や駐車場の支払いがあります。

また、Car eWalletという「鍵」の役割を持たせることが可能で、第三者が自動車にアクセスする権利に使えます。従って、ドアやトランクを開ける権利を第三者に譲渡する使い方が可能となり、今、流行りのカーシェアリングの決済にも利用できます。

また、記録データが改ざんされにくいというブロックチェーンの特徴をそのまま利用することで、「メーターの改ざん防止技術」も活用できると思います。

ひと昔前に私も聞いたことがありますが、中古の車はだいたいメーターバックがされているって聞いたことがあります。これらブロックチェーンが作り出すソリューションは、総走行距離が改ざんされていないことを保証することに加えて、スマホアプリと連携させて正確な総走行距離を手元で確認できるようになります。

仮想通貨取引所バイナンス、マルタ証券取引所と
セキュリテイトークン取引所開所へ―2018.09.12

マルタ証券取引所のフィンテック・デジタル資産子会社MSX PLCは11日、仮想通貨取引所バイナンスと、セキュリティトークン取引所を共同で開始することで覚書(MOU)を締結した。

https://jp.cointelegraph.com/news/malta-stock-exchange-signs-mou-with-binance-to-launch-security-tokens-trading-platform

引用:コインテレグラフ

やはり、セキュリティトークンはこれからのICOを超えて、STOの波が来る予感をさせるニュースですね。ブロックチェーン技術で従来の金融資産を包摂(ほうせつ)すると言っています。

2018年がICOで詐欺的な資金調達等が問題になりましたが、規制や法整備の必要性が浮き彫りになってきて、今後、2019年は「STO」セキュリティトークンが注目される年になるといえるでしょう。

少し前の記事でSTOについての解説記事を掲載していますので、詳しくはこちらをどうぞ。

2019年仮想通貨の稼ぎ方! そうだったのかSTO!5分で読めるまとめ解説

ソフトバンク、ブロックチェーン技術と「RCS」規格を
活用した決済サービスの概念実証に成功―2018.09.13

ソフトバンクは12日、ブロックチェーン技術を使ったキャリア間決済サービスで概念実証に成功したと発表した

ソフトバンクが実施した概念実証は、通信キャリアに特化したブロックチェーン開発のTBCASoftと、クラウドやメッセージングなどのプラットフォームを手掛けるシンクロノスと共同で行った。

https://jp.cointelegraph.com/news/ubers-largest-shareholder-to-launch-cross-carrier-mobile-payments-service-based-on-blockchain-and-rcs

引用:コインテレグラフ

「スマートフォン」×「ブロックチェーン」は6月に世界初のブロックチェーンスマホを日本で「今年の10月目処」に発売を目指すと発表しましたね。

ブロックチェーンを活用したスマホでは、ブロックチェーン上のアプリケーションであるDappsの利用が可能になったり、スマホ内にコールドウォレットを搭載するなどの機能が予想されており、今回、ソフトバンクが行ったキャリア間決済サービスで概念実証と組み合わせると面白いと思います。

今回、北海道の地震でも問題になっていましたが、ネット環境が悪いとか、電気がない時に支払いが出来ない電子通貨や仮想通貨の弱点だと言われていましたが、今回のソフトバンクの実験を契機にインターネットの接続環境が悪い地域でも、SMS経由でもLTCや仮想通貨でやり取りできるようになればいいと思いますね。

フォビ・グループCEOが金融庁と5回面談
「ビットトレード名称変更し年内開始に意欲」―2018.09.13

12日に香港法人であるフォビ・ジャパン・ホールディングが、ビットトレードを実質的に買収。世界最大級の仮想通貨取引所フォビにとって、日本の仮想通貨市場進出への大きな足がかりになると見られている。

https://jp.cointelegraph.com/news/huobi-groups-ceo-they-will-rename-bittrade-and-strive-to-be-online-in-this-year

引用:コインテレグラフ

事実上、日本の仮想通貨市場へ中国企業が日本企業を買って、中国の規制の目を掻い潜って日本に入ってきたって話ですね。

中国の三大取引所と言われる「BTCC」「Huobi」「OKCoin」の一角を担うフォビは、金融庁の規制も潜り抜け、更に金融庁と綿密に面談も重ねて日本の規制もクリアしたと言う点で言えば、非常に賢いと言えるでしょう。

買収したビットトレードは、現物取引の仮想通貨取引所で信用取引の出来る仮想通貨取引所です。国内で唯一、追加証拠金、いわゆる追証なしで信用取引が出来るのが特徴です。また、レバレッジは最大20倍(今後、変わる可能性あり)までかけられ、仮想通貨の信用取引を行えます。

ビットトレードはビットバンクとは別の登録審査が必要となるようなので、参考までに・・・

フランスが仮想通貨大国に?
ICO規制案を議会が承認―2018.09.15

フランスの経済・財務大臣が12日、「企業の成長・変革のための行動計画に関する法案」(PACTE)におけるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に関する条項をフランス議会の委員会が承認したと発表した。

https://jp.cointelegraph.com/news/france-finalizes-new-ico-framework-to-attract-innovators-globally

引用:コインテレグラフ

投資銀行で副社長的な位置づけまで出世したビジネス経験を併せ持つエリート大統領であるエマニュエル・マクロンは、フランスを「起業大国」に生まれ変わらせようとしているんでしょうね。

フランス国家評議会(政府の諮問機関)は仮想通貨の所得税率を、最大45%以上から、一律19%に引き下げることを4月29日に発表しました。

詳しくは、過去記事でご紹介していますので気になる方はご覧ください。

フランス仮想通貨「税率45%から19%へ」引き下げ

やはり、国のトップが大胆な改革を行うと変わっていきますね。日本も、仮想通貨市場において国際的にイニシアチブを取ろうとは考えていたはずだと思うんですが、コインチェックのNEM流出など、暗号通貨のリーダーシップを取り切れていない感じがしますよね。

エストニアを参考にして視察なりをしていると言うニュースを見たりしますので、日本も占めるところは規制で占めて、大胆な規制緩和を期待したいところであります。

仮想通貨ダイジェスト まとめ

基本的に、今週は、仮想通貨の相場は荒れて下落が続く中でも、着実にブロックチェーン技術を使った技術革新が進んでいると感じさせられました。

市場がどれだけあれても、各国の企業や研究者たちは、仮想通貨はダメでもブロックチェーン技術は凄いっと信じて日夜研究をしている人たちには頑張ってほしいですね。

ブロックチェーン技術による技術革新が進み、投機から実需へ進んでいくことで、確実に仮想通貨の市場は適正な形へとなっていくと思っています。

まぁ当然、通貨の価格も底を付くということは、当然、そこからは上がってくると言うことなので、今後は上昇相場になることを期待したいと思います。

今週の仮想通貨ダイジェストは以上です。
また、次週以降に記事にしていきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪在中の個人投資家・企画マーケッター。これまで株式投資・FX等の経験を経て、2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年の仮想通貨バブルで一定の資産形成に成功しました。 現在は、初心者向けのスタートアップの解説サイト「仮想通貨INVEST2.0」を運営しながら、企画マーケティングのビジネスを展開しています。主に企画コンサルティング・商品開発サポート・販促マーケティングをしています。仮想通貨に限らず様々な情報をお届けします。