そうだったのか!「MONAコイン不正取引問題」

モナコインでブロックチェーンの上書き
1000万の損益を出した問題について解説。

これまで仮想通貨の市場では、取引所がハッキングの被害を受けてNEM流出事件や
バイナンスがハッキングによる攻撃を受けるなど問題は起きていましたが、
今回のモナコインに起きたブロックチェーンの問題はこれまでの問題と異なります。

 

MONAコインに何が起きたのか!?

この問題は、ブロックチェーンのバグとかプログラムの問題ではなく、
単純にブロックチェーンの性質を利用して不正な取引が承認されたってことです。

ブロックチェーン技術とは、ビットコインや仮想通貨の根本的な信用を構築している土台のようなもの…その、土台となる信用が揺らいでしまうのか。ブロックチェーンは不正が出来ないという神話は崩壊してしまうのか。そんな視点からMONAコインの不正について解説したいと思います。

最初に押さえておきたいのが、今回の問題が、ブロックチェーンのシステムの性質から起因している問題です。まず、ブロックチェーンを使って、仮にAさんがモナコインのマイニングをやっていたとしましょう。

そして、もう一方でBさんもマイニングを行っていて、Bさんのマイニングをするパソコンの方がAさんの持っているパソコンよりも優秀だったとして約3倍位のスペックを持っていたとします。

すると、AさんがMONAコインのマインングが「終わった~」となり、
Aさんがマイニングを終了して承認に必要なハッシュ値と言うものを1個、2個終わらせてたとしても、実はBさんは裏で5個6個終わらせていて、Bさんの方が多く処理を終わらせていたことになります。

Aさんがマイニングした結果がブロックチェーン上に記録として記載される裏で、Bさんが裏でこっそり内緒で長い裏帳簿を作っていたと考えて下さい。

これで、本当は正しい記録を持つ短い台帳と、
裏でこっそり作られた2種類の台帳が出来上がることになります。

ブロックチェーンの絶対ルールとして、ネット上に2個以上の台帳があった場合、
「長い台帳の方が正しい」と認識するルールがあります。

この性質を利用して、Aさんが作っていた帳簿の方がいくら正しくてもBさんがこっそり裏で作っていた台帳がネットにいきなり公開された場合、「長い台帳の方が正しい!」ものと認識されてしまうわけです。

この時点で、仮にBさんがAさんに1000万円分のMONAコインの売りを宣言して、Aさんが1000万円分のモナコインをBさんから買ったとします。

そして、取引が成立してBさんが1000万円を受け取って、
Aさんが1000万円分のMONAコインを受け取れば正常な取引なんですが、
ここで、いきなり裏で作っていた裏台帳をネット上に「ドンッ!」と公開します。

するとAさんは1000万円分のモナコインを買ったと思っていたものが、
取引の事実さえない無かった形で上書きされてしまうってことが起きてしまうのです。

これが今回起きたMONAコインの問題です。

何故、こんな問題が起きたのか?

現在、世の中には非常に多くの仮想通貨が出回っていて、
2000種類くらいのデジタル通貨があり、その通貨でマイニングが行われています。

その結果、マインングする力が分散されると言うことになっています。

これまでビットコインや大きい取引が行われている通貨でマイニングしてた人たちがビットコインは手間が掛かるし経費的に儲からないから違うコインでマイニングしようよってなってしまい、まとめて違う流動性の低い通貨に3割4割のマイニングの力を注いだときこれらの問題は発生します。

マイニングの力を大量に発揮するためのハッシュパワーっていうのを大量に出すには、
高性能なグラフィックボードを使うか、マイニング専用のチップを搭載することが必要だと言われています。

もっと極端な話をすれば、最終的にはマイニングは、
電気代が安いところが最も効率良くマイニングを可能にするとも言われています。

この条件で最も有効なマイニングに的した国はどこか・・・それが中国になります。中国は石炭で発電していたり人件費も安く電力が日本とかと比べると、とても安くマイニングに適しているともいわれています。

そういう意味では、51%問題もそうですが、仮想通貨のマイ二ング(プルーフオブワーク(Proof of Work)自体が、苦しくなってくる感じがします。

取引所はこの問題にどんな対応をするのか?

現在、MONAコインの上書き問題が起こってから、各取引所では、少し長めの帳簿が出てきたとしても、スグに取引完了の形を取るのではなく、少し様子を見るという対策をとっています。

しかし、これも根本的な問題解決では無く、対処療法的な内容であることに変わりはなく、上書きしようとする悪い人たちは、それ以上に長い帳簿を作れば良いだけだよね~となります。常にイタチごっこになることは、避けられないというのが現状です。

今回の件は、ブロックチェーン自体の性質を利用した問題で、取引所やヒューマンエラーによる問題では無く、今後、仮想通貨の信用を維持するためには、解決していく必要性がある問題だと思っています。

しかし、悲観的に考えるだけでは無く、考え方次第では、流動性が低くい「草コイン」って呼ばれる通貨は、淘汰されて行き主要な通貨(本当の意味で皆が使いたいと思える通貨)だけが、生き残っていくために精査されていくのだと思います。

今後もブロックチェーンの問題については、仮想通貨の信用を支える根本でもありますでの注目したいと思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪在中の個人投資家・企画マーケッター。これまで株式投資・FX等の経験を経て、2016年から仮想通貨トレードを開始。2017年の仮想通貨バブルで一定の資産形成に成功しました。 現在は、初心者向けのスタートアップの解説サイト「仮想通貨INVEST2.0」を運営しながら、企画マーケティングのビジネスを展開しています。主に企画コンサルティング・商品開発サポート・販促マーケティングをしています。仮想通貨に限らず様々な情報をお届けします。